RPMforgeで楽々パッケージ生活
先週、福岡でサクラを見て来た suzuki です。
さて、今回は「TRAMPで楽々リモート開発」に続く「楽々シリーズ」の第2段「楽々パッケージ生活」をお送りします。既に語り尽くされた系の話題ではありますが、ここに辿り着いたどなたかの参考になれば。
CentOS は、Debian などと比べて「ディストリビューションが用意しているパッケージ数が少ない」という不満を聞いたりすることがあります。確かに僕自身も「あぁ、あのソフトウェアのパッケージがあると楽なのになぁ」と思う事がたまにあります。
そういった時にチェックしてみるべきなのが、RPMforge です。
2009年3月17日現在、リンク先のサイトの SSL 証明書が期限切れを起こしていますので、ここから先は、RPMforge に参加されている Dag Wieers 氏のサイト「DAG」 を元に説明していきます。
まずは、http://dag.wieers.com/rpm/ のページの「Installation and Configuration」をクリックし、インストール方法を確認します。
すると、いろいろなディストリビューション用の RPM パッケージの一覧が表示されます。
今回は、CentOS 5 を使うので、ここでは CentOS 5 の元になっている Red Hat Enterprise Linux 5 / i386 を選びます。
ブラウザ上でクリックし、この RPM パッケージをダウンロードしても良いのですが、インターネットに繋がるように設定してある CentOS なら、rpm コマンド一発で、自動的にダウンロードからインストールまで実行してくれます。
# rpm -Uhv http://apt.sw.be/redhat/el5/en/i386/rpmforge/RPMS/rpmforge-release-0.3.6-1.el5.rf.i386.rpm
この記事の公開後、パッケージ内のバージョン番号等が変わっている場合があります。パッケージ名称は、適宜変更してください。
この「rpmforge-release」という RPM パッケージをインストールすると、CentOS の管理コマンド「yum」で RPMforge 上のパッケージを利用できるようになります。
実際に、CentOS 標準では提供されておらず、RPMforge で提供されているパッケージ「yumi」をインストールしてみましょう。
# yum install yumi
yum コマンドを実行すると、yumi パッケージのところの Repository 欄に「rpmforge」と表示されていると思います。
これで RPMforge を使う準備ができました。後は、RPMforge のパッケージ一覧で欲しいパッケージを探してみたり、yum search コマンドで検索してみたりしながら、楽々パッケージ生活を楽しんでください。
ところで、この女の子の名前みたいな yumi パッケージ、実は今回初めて存在を知りました。中身は「Graphical user interface for the yum package manager」だそうです。yum に関しては割と CUI で満足しているので、インストールはしてみたものの、実際には使わないかも。。。
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