『初めて使ったパソコン』PC-8001

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今年のGWも終わり、次の祝日までが早くも待ち遠しいtodaです。

今日は「初めて使ったパソコン」というお題が出ましたので、ちょっと昔話をしてみます。


初めて自分のパソコンを持てたのは中学生のときでした。
父親が、勤め先で廃棄されるはずだったPC-8001(無印)を譲り受けて、自宅に持ってきたのがきっかけです。

開発元のNECのサイトに実機の写真を見つけましたが、このうち自分が持っていたのはディスプレイとキーボードだけです。

本体はキーボードに内蔵されていて、分厚くて重かったのを覚えています。
(今で言う)OSなんてものはありもせず、電源ON後すぐにBASICのプロンプトが表示されてました。
当時のパソコンの使い方雑誌に投稿されていたBASICのプログラムを打ち込んで、
それを実行してちょっと遊んで、飽きたら自分で改造するのがほとんどでした。

ただ、当時ですら完全に旧式になっていたPC-8001用の投稿はほとんど無かったので、上記機種であるPC-8801やPC-9801用の投稿のプログラムの移植を試みることが多かったです。

とはいえ、PC-8001シリーズはグラフィック機能は極めて貧弱、サウンドに関してはビープ音のみなので、グラフィックを多用するものはほぼ絶望でした。
が、暇だけは持て余してたので、3Dダンジョン系ゲームでグラフィックモードでダンジョンの描画をしていたのを、図形キャラクタを組み合わせて表現してみたりといろいろ悪あがきしてみたものです。
そのときは遠くの通路から手前に、順番に上書きしていくことで陰面処理をしようとしたものの、処理が遅すぎて、壁の向こうの通路が一瞬見えてしまうというオチになってしまったのはナイショですが、アルゴリズムの勉強にはなったと思います。

あと、そのときの外部記憶装置がカセットテープであったのも印象深かったです。
今ではカセットテープはおろか、フロッピーすら絶滅の危機に瀕していますが、フロッピーがまだ高嶺の花だったころはカセットテープにプログラムを記録するのが一般的でした。
プログラムを音声信号にして記録するので、save時の録音レベルを大きくしすぎて音が歪んだりすると、load時にエラーになって、もう一度プログラムを打ち直したのは良い思い出です。

結局そのマシンは数年くらいお世話になっていましたが、さすがの貧弱さに大学生のときに自分でパソコンを買ったので、それ以来使わなくなって処分してしまいました。
今、思えば貧弱だったけど、その分いろいろ工夫をするという習慣を身につけさせてくれるマシンだったと思います。